いびきの手術を受ければ、だれでも効果は現れますか?

2011-03-23

当院で行っているいびきのレーザー手術は軟口蓋形成術と呼ばれるもので、のどの形態異常が原因のいびきや睡眠時無呼吸症候群には極めて高い効果を発揮しています。ただし、まれに手術が無効というケースもあります。睡眠時無呼吸症候群の患者さんには肥満タイプが多く、とにかく減量しない限り、たとえ手術をしても症状の大幅な改善は期待できません。当院にも以前、身長一八〇センチ、体重九五キロという大柄な患者さんがいびきのレーザー手術を希望されて来院されました。その方は毎日お酒も二合ほどたしなまれるとのことでした。口蓋垂肥大が顕著であったため、軟口蓋形成術を行うとともに、とにかく体重をコントロールするようにと指導したのですが、体重に関してはまったく協力が得られませんでした。本人はさほど太っているという意識がなく、力仕事が多いということで、腹が減っては仕事にならないと豪語され、減量する気がまったくないのです。案の定、術後はいびきがやや軽減したものの、十分な効果を得ることはできませんでした。このように手術の有効率は一〇〇パーセントというわけではありません。肥満タイプの人は減量を、そしてアルコールを控えたり、ストレスをためないようにするなど、いびきグセがつかないよう患者さん自身が日々の生活習慣を改める努力も必要です。

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