ユニクロと東レの2社提携

2011-06-20

ユニクロと東レの2社提携の記者会見で、Yはこう発言している。「これから我々がグローバル化し世界の競合と戦う上で(今回の提携は)大きな武器になる」と。直感的に私は、「この提携の真の狙いと目的は欧米市場の制覇にあるな」と思った。少なくともYは今、本気で欧米を攻め落とそうとしているのだ。もう1つ、その「本気度」を示すのが商品調達先の見直しである。ユニクロは2009年までに、全体に占める中国生産比率を現在の9割から6割台にするとし、欧米市場向けの生産拠点としてベトナム、カンボジア、ミャンマーなど東南アジア地域の新たな調達先開拓に乗り出している。中国は繊維製品の輸入割当であるクォーター制が撤廃されたが、現実には欧州と米国で輸入制限がある。したがって欧米に本格進出しようと思えば、中国以外の商品調達先確保が不可欠だ。そして新たな調達先は、「あくまで欧米向け商品を主体としたライン」と同社はしている。逆に言えばそれは、全売上高の3割強をいずれは欧米で稼ぎ出すという意思表明にほかならないのである。