長男が小さい頃は、「受験」を意識したというよりも、「本を読み、物事をきちんと考える人」になって欲しいという気持ちで、本だけはたくさん買い与えました。まだ言葉もしゃべれず、字も読めなかった頃、「詩の絵本」を読んであげているときに、あることに気づきました。本を伏せて、詩の一節を読み上げると、「はいっ」と言って正確にそのページを開くのです。まさかと思い何度もやりなおしてみましたが、それは驚くほど正確でした。最初に覚えたのは東京の電車の色と路線の名前、次は恐竜、幼稚園に入った時は、クラス名簿を片っ端から暗記していました。そんなある日、デパートへ行ったときのことです。「幼児教育」のデモンストレーションをエスカレーターのあがり際でやっていました。あまり興味はなかったのですが、母親がやってみたいというので、「それじゃー」ということで、知能検査のようなことをお願いしたのです。