店長には、大型店舗の百貨店や量販店の店長から専門店の小さな店舗の店長まで、管理・運営する売り場の広さや部下の数には大きな差があり、その規模によって企業内の店長の地位や役割にも大きな違いがある。百貨店の場合は取締役クラスが店長であり、その下に各フロアの長(部長クラス)、さらに売り場の長がいる。この売り場の長が一般の専門店の店長に相当する。専門店の店長クラスが、売り場の第一線の責任者であり、最終目標は「売上げをいかに上げるか」にあるが、そのために現役の店長が最も重視しているのは「人」である。スタッフが円滑に仕事ができるように気を配り、仕事のしやすい環境を作り出す。部下を励まし、実力をつけていくよう手助けし、教育する。そして顧客に満足してもらえるサービスを提供できるように心がける。また顧客に半歩先の提案をしていくために、市場のリサーチ、メーカーとの情報交換、社員間の情報交換も重要な役目として欠かせない。そして店頭情報と合わせて仕入れにフィードバックさせ、IT(情報技術)を駆使し、品揃えに反映させて店を繁栄に導いていく、現場の指揮官が店長なのである。