古典的速読法に接する

2011-01-16

古典的速読法に接したりしているうちに、私は大学院を修了し、東京工業大学生産機械工学科助手として勤務していた。一九八〇年には工学博士の学位を取得したが、人間の知性、感性を開発する方法について、個人的関心を持ちつづけていた。そのころの日本は、いわば能力開発ブームであった。賢い脳にするために、あるいは自己実現セミナーという類いが、東京だけでも数えきれないほどあちこちで開かれていた。しかし、その中に「速読法」はほとんどなかった。本にしても、古典的速読法を説くものが二、三冊ある程度であった。そんななか、一九八二年春、韓国で速読法がブームで、一分間に数万字も読めるようになる人がいるというニュースが、NHKや民間放送で流れた。情報を集めてみると、名古屋に、それを教えるところがあるという。訪ねて説明を聞くと、キム・ヨンジン(金湧真)という人が開発した「キム式速読法」がそれであるという。

[参考サイト]
今すぐできる速読術


アメリカ式速読術の限界