S氏が、なぜここまで奉仕の精神を重視し、CSに取り組むようになったのか。その理由をSはこう語る。「かつてセレクトショップは、サービスの概念が極めて低かった。お客様のためにという精神が低く、差異化は商品のみに偏っていた。格好良さを売るセレクトショップの販売員が、実はサービス精神という点では、一番格好が悪かったのです。そうではなくUAでは、一番格好良い販売員が、一番腰が低く、誠心誠意お客様に奉仕する最良の販売員であるという風上と文化を創りたかった」こうした理念や精神が、わかりやすく「理念ブック」にまとめられている。流通・小売業の各社にマニュアルは存在しても、理念ブックがあるのは、恐らくUAのみであろう。そのなかから、まず会長のSと社長の岩城が記した一文を紹介する。やや長くなるが、あえて全文を紹介する。いずれもUAの理念を象徴するものであり、その意味するところを熟読玩味し、参考にしてもらいたいと考えるからである。