解答集をまず見ればよい

2011-08-03

まず「幾何学」の証明はこういうものだとわかっておけば、一度も解いたことのない幾何学の問題が出題されても、解答集をまず見ればよいのです。一行ずつわかるかどうか確認しながら、ついに次に進めなくなったところに赤ペンで印をつけて先生のところに聞きにゆけばよいのです。わかったあとは先に申したように練習をくり返して自分のものにする他に手はありません。テニスだってボールの打ち方もルールもわかったとしても練習をくり返して身につける以外に上手になる法はありません。後年、私が開いた塾で生徒に教えるときにも、はじめに少々時間がかかってもこの「学習方法」を丁寧に教えました。たとえば、方程式を教えるときは、簡単なパターンを五つくらい選んで、かみ砕いて繰り返し説明します。こういう教え方をすると、数学が嫌いな子も。数学的な発想が自然と身につくのです。できる子はどんどん自分で解答集を参考にしながら、先に進むことを覚えてくれるのです。できたときほめられると、私だってうれしかったということを思い出して、「よくできる子」もしっかり評価しほめることを忘れませんでした。「ほめる」ことはおだてることではないのです。「評価」されて、さらにその人が発展のキッカケをつかめるからなのです。