衣料品へのタグや値札付けの作業も大きな問題だった。多くの小売企業が独自の値札を採用しているため、ベンダーは同一商品であっても小売企業ごとに異なるタグ・値札付けをせざるを得ず、多大なコスト負担を迫られていた。しかし現在は、百貨店と量販店での標準値札の導入が進んできている。統一ハンガーの導入は、日本百貨店協会と日本アパレル産業協会の間で96年5月、アパレルハンガー協議会が発足し、具体化が進んできた。現在、一枚の洋服に対して三本のハンガー(物流ハンガー、店頭ハンガー、格納ハンガー)が使われ、そのたびに廃棄されている。東京のある百貨店では、年間ハンガー使用量は返品も含め約290万本に達し、付け替え作業だけで4万8000時間、人件費は1億円に及ぶ。今後予定している新システムでは三本を一本に節約。縫製工場、アパレルメーカー、百貨店が統一ハンガーを使い、最終的には回収業者のところに集めることになっている。